7月22日(日)曇晴天
台風接近の為、1週間延期して行ってきました。
 時期早々の梅雨明け前の大型台風接近とあって、店の方も対策準備万端で臨んでいましたが、南の方に反れた為長崎方面は大きな被害も無く胸を撫でおろしたところでした。

  台風通過の状況次第では決行も考えたのですが、往復フェリーを利用する為無難に順延を決めたのでした。
 降水確率は10%でしたが、低い雲が空一面を覆っていてなんだかすっきりしない天気の中、島原外港のフェリー乗り場へ到着。予定より早く着いたので予定していたフェリーではなく「オーシャンアロー」に乗船。おかげで30分早く熊本へ渡ることができ、いつも気を遣うスケジュールにも余裕ができて初っ端から気持ちも楽になりました(後でこの余裕が災いするのですが・・・)
 熊本港から約1時間走ったところ、天草に入る手前の宇城市の端にある三角西港で最初の休憩をとりました。ここは明治の三大築港の一つとして明治政府によって建設されたもので、オランダ人ムンドルの設計によって明治17年〜20年にかけてつくられた港です。現在も無傷で残っている港としては全国でも珍しく、国の重要文化財にも指定されています。
  長崎のグラバー園のものともよく似た雰囲気の西洋風の建物がいくつかあり、建物そのものが資料館やお土産品や喫茶店になったりしています。対岸に架かる橋が天草五橋の一号橋(写真上)。
 暫しの休憩の後、天草五橋を渡りいよいよ天草入り。松島の美しい景色と潮風の香りを満喫しながら天草パールラインを快走。
  遠くに島原半島を望みながら海岸線を程好く走ったところで昼食&休憩。立寄ったのは「道の駅・有明リップルランド」。眼下に広がる下津江四郎ケ浜ビーチやレストラン・温泉施設などレジャー施設が充実している。
  タコ丼やタコカレーなど「ありあけタコ街道」と呼ばれるこの辺りならではのメニューが揃っています。
  夏休みにも入ったということで、ビーチは海水浴やジェットスキーを楽しむ客で賑わっていました。

 食事の後、天草の中心部本渡の街を抜けるとひたすら山間部を南下。なだらかなアップダウンと緩やかなカーブの連続で「ゆりかご状態」となり、睡魔に襲われた人が多かったようです。266号から389号に入り、海岸線を少しの間走っていると小さな港町が見えてきます。その中央部に馴染むように佇んでいるのが「崎津教会」(写真右下)。昭和9年に長崎・五島出身の鉄川与助の設計で建設されたゴシック風の天主堂です。
  今回は「崎津教会」は通り過ぎましたが、その先にある「大津教会」に立寄りました。この教会も昭和8年に鉄川氏によって設計・施工された教会です。ロマネスク様式の白亜の天主堂が丘の上に町を見守るように建っているのが印象的です。
  ここにきて急に霧がたちこめ空が真っ白になってきて暑さと湿気でミストサウナ状態に。
 明治40年この大江教会のガルニエ神父を訪れた歌人与謝野鉄幹率いる一行(北原白秋、吉井勇、木下杢太郎、平野万里)の紀行文「五足の靴」に出てくるルートを逆に辿りながら『下田温泉』へ。
  トンネルによって整備された快適ロードを気持ちよく飛ばし、『日本の渚百選』に選ばれた「妙見ヶ浜」を通り、美しい海岸線が広がる展望台で記念撮影(写真下)。

 

 蒸し暑さで汗ばんだ体を癒すのはやはり温泉。今回は下田温泉にある『温泉センター白鷺館』。大人500円ですが、10人以上の我々は団体割引を適用され一人400円に。
  白鷺館の名前の由来は、川に傷ついた白鷺が 体を癒していたので、行ってみるとそこに温泉が湧き出していたというもの。実際大浴場の露天風呂の脇は川になっていた。

 「やっぱりツーリングの締めは温泉ですね」とあまりの気持ちよさに時間も忘れてゆっくりしてしまいふと時計を見ると予定時刻をオーバーしている! 行きのフェリーで稼いだ時間の余裕で気を抜いてしまいゆっくりしすぎてしまった。
  それでも最後の立ち寄り所『おっぱい岩』は外せなかったので、フェリーを一本遅らせて見学。これを見るためにルートをを変更し、干潮時に合わせたスケジュールを組んだのに意味が無い!(満潮時は沈んで見れません) 


  この岩は大昔雲仙岳が噴火して飛んできたものが、波に削られてこんな形になったとか・。こんな岩がここまで飛んでくるとは・・・。

←誰だ?おっぱいに乗ってんの!

↑誰だ?揉んでんの!

 天草は熊本県ではありますが、島原からフェリーで30分と近く、歴史的背景や海岸線や港など地理的環境も長崎を思い起こすようなものが数多くあります。天草五橋の架かる松島は九十九島のようだし、断崖の続くサンセットラインは大瀬戸の海岸線を走っているかのように思えたりしました。もちろん同じ海を隔てた対岸にあるのですから当然なのですが、色々と調べていると長崎出身の方だと親近感の沸く島ではないでしょうか。
  文学的にも歴史的にも見所が多く、また機会があれば来てみたい場所です。

 8月は七つ釜・伊佐の浦へプチツーリング、9月はキャンプツーリングとイベントも目白押しです。暑さに負けずツーリングを楽しみましょう。




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